QNO.14足のしびれは がまんする？
A 真宗における仏事は、亡き人や先祖への追慕を通して、お念仏の
ご縁をたしかめさせていただく、もっとも尊い機会です。そうい
う機会であればこそ、心をただし、その心のあらわれを姿勢にも
反映させ、おつとめや法話の間、正座しているに越したことはあ
りません。ただ、亡き人のために、これぐらいの足の痛さや し
びれは我慢しなくてはならないという考え方は、追善廻向（つい
ぜんえこう＝死者のために さしむける行為）であり、浄土真宗
の教えとは違います。
礼儀としては、仏事では、正座が原則です
が日常生活は洋式化して正座の機会が少なくなり、正座に慣れな
い人は、お焼香や合掌礼拝の時には、正座の形をとりながら お
つとめや法話の間、見苦しくない程度に楽な姿勢をとらせてもら
えればいいでしょう。